※各人の発言にはある種の妄想と誇張と狂言と言い間違いと聞き間違いがあるかもしれませんのであしからず。
※今回は形式上敬称略で!ごめんなさいです。



今回、私は異常な気合が入っていた。

てらぼあ「えっ今日って大会あるんですか!?」

暇つぶしに遊ぶ声掛けをしてきたてらぼあを拉致り、いざ朱鷺メッセへ。
会場に着いたのは7時45分だった。

黒の「ちょっと早すぎたな」
てらぼあ「(ちょっ……と……?)早すぎましたね」

てらぼあへメールしたのが2時、それからなんやかんやで4時まで起きていた我々にとって、5時30分起床6時出発は完全に誤った選択だった、と会場に到着して気が付いた。
仕方が無いので、駐車して車内で仮眠を取ることに。

案の定、日差しが強くて満足に眠ることは出来なかった。

とりあえずメッセ内へ。作業員が清掃活動に勤しんでいる。エスカレーターも止まっており、施設の機能はようやく目覚めの時間、という様子だ。

黒の「エスカレーターも動いて無いし階段で行くか」
てらぼあ「そうですね」

エスカレーターの前を通り過ぎようとすると、突然それが動き出した。
我々は既に階段に足をかけており、戻るのもなんなのでそのまま上って行った。

黒の「ようやく動かしてくれたのかな。あー一瞬遅かった」
てらぼあ「……………………ですね」

センサーにより自動で動き出すエスカレーターだった事は言うまでもない。

3階の会場は開いておらず、当然客の姿もない。私とてらぼあは手頃な机を見付け、デッキの調整に入った。
今日の自分のデッキは、いつも通りのANT。しかし青黒型は久々なので、一人回しだけでは不安が残る。

黒の「調整しよう。俺はアン――」
てらぼあ「いやー調整にもならないので(^^;」

マーべリック使いのてらぼあの目には、私のANTなど調整相手として映らないらしい。心の中で密かに肩を落としながら、Tier1のSnTならどうか?と持ちかけ、ようやく調整が始まった。

幾度か回しているうち、ぽつりぽつりと参加者が集まってくる。その中に89式が。目標はプロツアーの彼が、この機会を逃すはずが無い。

黒の「お疲れ様です!あんまり早く来すぎて調整してましたよー」
89式「(どうせANTだろう?)早すぎですよwってスタン出るんですか?」
黒の「デッキはあるんですけどねー実力がねーレガシーだけですねー」
89式「(余計に早すぎだろww)そ、そうですか」

いつもの使用デッキ牽制をしていると、89式は会場の方へ。
これは開いたか?と我々もそちらへ向ってみると、会場前のベンチシートは、開場待ちの人々で埋まっていた。GP仙台を思い出し、私は内心ニヤリとしていた。89式のそばにはたーたも。開店前から一緒に待ったBOX狂の盟友は、果たして今日も早い到着だったようだ。
待つ人の中に水無月を見付けた。やはり全国大会チャンピオンは行動が早い。しかしPTシアトルへの参加権利はあったはず。なら恐らく今日は、大会前の調整に来たのであろう。こういうたゆまぬ努力が結果を残す。見習いたいものだ。

水無月「今日はフロアジャッジで来たんですよ」

やはりそうだったか、思った通りだ。

たーた「レガシーはお昼ぐらいからでは?」

4時間は早かったらしい。これも思った通りだ。

と、心で涙の談笑をしていると、今回の主催者が到着。見知った顔を更に見付け、スタン参加者の中で浮きまくってフワフワしている私の体に、力が戻ってくる気がした。
この心強さがカーパラの集客力であろうか。不幸な店員とはえらい違いである。

会場に机と椅子を増やす作業を行っていると、Aqira、イッチー、milleなどがようやくの到着。私は、お前らには気合が足りない、と一方的な煽りを展開するが、新潟最強レガシープレイヤーのmilleは、実力者は遅い登場と決まっているんですよ、と、まったく意に介さない。
この男と我々では、レベルが違うのだろうか。MTGプレイヤーとしても人としても、肩を並べることなど出来ないのだろうか。煽りを軽くいなすmilleに、私は距離を感じつつあった。

黒の「で、今日はこんなに早いということはPTQですか?」
Mille「は?レガシーだけに決まってるじゃないですか」

どちらともなく手を伸ばし、我々は握手を交わしていた。





続く

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